公開講座報告

みえ子どもメールへの投稿の以下転載

昨年、ご案内した公開講座の報告です。

年末に、筑波大の岡崎敏雄先生にお越しいただき、外国籍子ども教育研究会公開講座「外国人の子どもの言語権・学習権をどう実現するか― 子どもの読む力を育てる」というテーマでお話いただきました。
  
オックスフォードの絵物語シリーズ(ORT)を教材にした、聴解中心のアプローチで、段階的に読み聞かせをしながら、文字にも親しませていくという指導法を紹介していただきました。日本語訳が原書の英文の上に貼られていて、日本語を使って指導するのですが、同時に母語の力をつけることも忘れてはならないと強調されていました。

タイ語による学習体験ビデオを最後に流していただき、「これなら子どもたちも負担を感じることなく物語の世界に引き込まれて読みの力がつけられるのではないか」と実感できました。

予定時間をオーバーする中身の濃さで、どなたも席を立つことなく聴いていてくださったのが印象的でした。ビデオでタイ語のインストラクター役を務めていた女性とJICAの同期という参加者がいて、岡崎先生もびっくりなさっていらっしゃいました。

予めの申し込みは20名そこそこでしたが、結局当日参加してくださった方が多く、50名近くになりました。回覧用の教材をもっと準備しておけばよかったのですが、数人で一緒にご覧いただくことになったグループもあって、ご不便おかけしました。

講演後ささやかな懇親会をいたしましたが、現場の先生方からは、実践に結びつけていくことの難しさが語り合われました。
日本の子どもですら、家庭での読み聞かせの習慣が持てなくなっていることを危ぶむ声も出たくらいですが、すばらしい教材やその導入の手法を少しでも応用的に取り入れていただくヒントになっていけば、岡崎先生に遠路お越しいただいた甲斐があったと存じます。

なお講義録は、文字化する予定がありますので、またご案内できればと考えております。
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by SNOJIMA2 | 2005-01-09 21:13 | 報告
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